足の親指の爪に出来てしまった肉芽腫が完治するまでのお話(※以前の記事をリライトしたものです)
MontBlanc.です。
かれこれ、3年前くらいに右足の親指に酷い肉芽腫というものが出来たのですが、今回はじゅくじゅく肉芽腫が普通に歩けるくらいまで完治できたお話です。
もくじ
そもそも肉芽腫(ニクゲシュ)って何なのか
肉芽腫とは、「慢性的な炎症によって起こる腫瘤(シュリュウ)状病変」のことです。簡単に言えば、炎症によって出来た出来物といった感じです。
小さな傷などがカサブタが出来ずに化膿し続け、まるで芽のような赤い出来物になってしまう事から「肉芽」と言われています。
自分は右足親指の爪のわきに出来たのですが、最近ではピアスの穴からも出来てしまうことがあるようです。
イタイし、クサイ
肉芽種が出来てしまって困る点はこの芽がひどく傷むことと、非常に治りづらい状態になってしまうこと。
ちょっとでも触れたり、圧迫したりするだけでチクチクっと嫌な傷みを伴います。自分は足に肉芽できてしまったので、
痛みが酷い時は歩くのがつらくなってしまうほどでした。
炎症し続けてるので、膿が止まらなく、しかも非常に臭うというオマケ付き。
このような爪の肉芽ができてしまう状態は主に、没入爪になると発生します。
巻き爪とは違う?
症状など痛みの粒度から考えると巻き爪と似通っているのですが、
巻き爪は爪の切りすぎや歪曲により、爪が指の内側に回り込み、ギュギュと爪下の肉が締め付けられる状態によって生じるのですが、
没入爪の場合、何らかの衝撃で爪が本来の位置よりめり込んでしまったという状況です。
肉芽種になった経緯

足で止まる時に指先に力を入れた時、突然に。
私の場合、元々深爪ではあったものの、巻き爪ではありませんした。
ですが、会社の休憩中にサッカーボールで遊んでいた時、キックをした際に親指をボールで強打しててしまい、
その際に横の爪がめり込んで、没入爪になったっぽいです
まともに歩けなくなるレベル
何か足先が痛いな・・・と思いながら、一日を過ごし、
家に帰った夜に、靴下を見たら右足の親指が血の海。カッピカピ。
なんじゃこれ!と、すぐにお風呂に入り汚れを取ると、3mmくらいの肉芽腫が。
触ったら痛いのなんのって。
最初は肉芽腫ではなく、爪先に出来た擦り傷が腫れたのかと思い、特に何の処置をしてなかったのですが、
次の日からちょっと足に体重をかけるだけで指の間から激痛が走るようになっていきました。。
当時愛用していたコンバースのシューズなんか履いた日には靴の締めつけでまともに歩けず、
右足を引きずりながら歩いていました。
その後、この傷が肉芽腫と知り、とりあえず絆創膏を貼るも、痛みは一向に治まらず膿も出続け、
歩いた時の痛みもストレスとなり、途方に暮れていました。
ネットで調べていたら「肉芽腫にはクエン酸」が効くと知る
放っといていても治らない事にさすがに危機感を感じ、まずはネットで色々と調べ始めました。
そこで色々な事実が発覚します。
病院に行っても根本的な解決に至らない場合が多い
まずこの結果がびっくりしました。
肉芽腫の治療の場合、皮膚科か整形外科を受診することになるのですが、その治療法というのが<sなrong>特殊なハサミを使って縦に爪を割るというもの。
これ、つまりは爪を剥がす、というものでした(爪を縦に割って内側に寄せる)
爪を剥がす=拷問、という偏った知識を持っていた自分は、もう恐怖。この手は速攻で諦めました(ちなみに外科手術になります)
諦めた理由はもうひとつあって、この爪を割って治す方法は、一時的に治っても後から生えてくる爪によって再発するリスクがあるということ。
拷問に耐えても同じ恐怖が再びやってくるなら、そもそもやらない選択肢をとるのは当然の行動でした。。</sなrong>
結果、クエン酸を使ってかさぶたを作るのが効果的だと知る
その後も色々と治療法を調べていると、顆粒のクエン酸を患部にまぶして、かさぶたを作って患部を守る方法を見つけました。
クエン酸は汚染されたリンパ液や膿、不良血液に反応して凝固して細菌を殺します。
凝固したものは黒いかさぶたになり、肉芽をコーティング。肉芽は少しずつ小さくして痛みを和らげてくれます。
クエン酸をつけた直後は強く沁みますが、10〜20分ほどでかさぶたが出来上がってきます。
30〜40分、なるべく患部を動かさないようにして安静にしておきましょうb
早速、薬局でクエン酸を購入して試してみました。
今まで膿しか出なかった肉芽が黒いかさぶたみによってるみるうちに小さくなり、痛みが落ち着くようになりました。
かさぶたは最初はじゅくじゅくでしたが、一晩そのままにしていたら、しっかりと乾燥しました。
肉芽腫が再発しないようにする
クエン酸によって、肉芽腫を落ち着けることができましたが、
肉芽腫を完治させるには、肉芽腫になった原因も解消しなければなりません。
後でわかったことなのですが、私の爪の没入は、どうやら足の指に対して爪が下に向かってめり込んでいたらしく、単純のめり込んだ爪を外側へ出す(いわゆる「はじく」行為)のが非常に難しい状態でした。
クエン酸での消毒後に行ったこととしては、
1. 爪を完治するまで爪を伸ばす
下手に切ってしまうと爪が横に伸びしてしまい更に爪をめり込ませることになってしまうため肉芽腫が完治するまでは爪を切らないでおきました。
2. 膿が出たらすぐに拭き取って「追いクエン酸」
カサブタも普通に生活をしていると剥がれてしまって膿が出てきてしまいます。
そういった時は出てきた膿を拭き取りクエン酸をつけます。
なかなかどうして、ティッシュが活躍しました。
どうやら、膿などを全部吸い取り、ティッシュ自身が患部に張り付くことにより、
けっこう清潔に保ててたようです。
ここまでで、2箱半の絆創膏を消耗。
最早、一生分使ったんじゃなかろうか。
治った!!
上記ふたつを繰り返しを地道に続けていくうちに、肉芽が無くなり、痛みも和らいていきました。
肉芽腫になった原因
爪の切り方に問題があり横の爪の表面がギザギザになった
足の深爪を常にしていると、爪が横の方にゆがんで伸びてしまうことがあるそうです。
僕の場合、爪を切っている際に出来た「割れ」から爪を剥いてしまうクセがあり、
最終的に剥いた爪が横の爪まで達し、その場所の爪ががギザギザになっていました。
このギザギザが何かの拍子の衝撃に皮膚を傷つけ、化膿していくんだそうです。
横の締め付けが強いシューズを履いていた
私の足は指にかけての箇所はちょっと広くなっているタイプの足で、
自分の足ぴったりの靴を履くと、横に圧迫感を感じることがありました。
このような靴を履いていると、足の指の部分が圧迫されます。
没入爪になったのはこの理由もあったようです。
治った、といってはいますが、
まだ爪が伸びていないので、伸びた後、どうなるかも大事です。
ともあれ、長い間悩まされましたが、これでなんとか一区切り。
※完治後の後日談も書きましたのでよろしければ是非ご覧ください〜
https://montblan9.net/archives/2707