AVのデザイン会社にいた頃に面接官をしていた頃に出会ったひどい応募者さん達について。こんな人も稀にいるから面接する人は気をつけて!的な記事です。
もくじ
入社3年目でデザイナーの面接官をやっていた時期がありました。
当時のAV製作会社で約2年間、グラフィック・Web合わせて30人くらいの方と面接をしました。
アダルト業界のデザイナー面接なので、割と民度が低かったなぁと今も思うけど、それでもこれはヒドイと思った面接での場面をピックアップします
面接の内容をざっくり説明すると、
・別々の枠でWebデザイナーとグラフィックデザイナーを募集
・未経験者でもOKだけど、出来れば経験者が良いよー
・勤務時間は各々応相談だけど、基本はフルタイム+月末は残業お願いするかも
という感じで大手採用サイトも含む3社と自社での採用サイトで募集を行いました。
第5位:質問時に希望年収と勤務時間のことしか聞いてこない方
聞くこと自体は問題ない。
会社の環境や仕事の内容など一切聞かずに本当に給与と拘束時間(←最終的にこう言ってた)のことしか聞かなかった。
第4位:面接の時間を過ぎてからのドタキャン
こちらからのリマインドのメールを無視していて既にこの時点で不安にかられていたのですが、結局面接の時間になっても来ませんでした。
面接予定時間の10分後、メールで「面接を辞退します」の連絡。
目的地にまで来て辞退というのも考えにくいので、はじめから来る気がなかったとしか思えない連絡に、疲れがドッと出る勢いでした。
第3位:ポートフォリオを持ってこなかった方(理由がひどい)
通常の面接から考えれば履歴書を持ってこなかったようなもの。
持ってこれる作品がないのではなく「持ってくるのが大変」という謎の理由でポートフォリオを持ってこなかった(スマホなどの画像もなし/話を聞いている限りそんなに大きな作品でもない)
一応事前には一部のデータを確認していて、その上で面接だったのだが、作品集を持ってこないというのはいかがなものでしょうか・・・orz
第2位:ポートフォリオの作品について「スクールの課題で・・・」しか言わなかった人
このケースはWebデザイナーの採用の際に多かった問題。
作品の説明をお願いしたところ、作品の概要をすべて「学校の課題で…」
100歩譲って課題は良いとしても、どういったコンセプトで作ったの?や力を入れたことを聞いても必ず「学校の課題なので・・・」と語尾につけてくる。正直「学校の課題なんです。私はやらされたんです!もっとやれます!」と言い訳を言っているように感じた(作品自体はそこまで大したことはない。table組みhtmlとか普通にあった)
第1位:ポートフォリオを折り曲げて持ってきた人
自分の中で1番強烈に印象に残ってる面接のひとつ。
服装は少しヴィジュアル系が入ってるけど受け答えは割と真面目な人で話している分の印象は悪くなかったけど、ポートフォリオが普通のクリアファイルにチラシを折り曲げてるかの如く、折られていた。
この時、当時の上司との同伴だったのだが最後の質疑応答時に上司が「あなたを採用することはないんだけど、なんか質問あります?」とサラッと言い放ったのが印象的だった。
後で面接官一同「いくら純粋で若いとはいえあれはないわ」となったのは言うまでもない。
どんなデザイン会社であろうと、最低限やってほしいこと。
AVジャケットやってますー!という制作会社となると、興味本位だけて応募をするのかわかりませんが、こういった斜に構えたような振る舞いなどする方が結構いたなあと印象です。
当時の僕は、勿論面接官として至らない所は多々あったかもしれないですが、Webデザイナーがすぐにでも欲しい、でもハンパな人は入れられないという結構切迫した状況だったので、こういった方が現れる度にただただ打ちひしがれる思いでした。
最低でも
・こちらからお願いした書類は最低限でも持ってきて欲しい(そこからのブラスαはむしろ嬉しい)
・ポートフォリオは最低でもファイルに綴じ、自分の持つ制作意図やコンセプトをアウトプットしてほしい
・大人として当たり前の事(時間を守る、遅れるなら早めに一報、ドタキャンしないとか)は守って欲しい
応募者からすれば、候補のうちのひとつだし、所詮アダルト業界かもしれないけど、そういったネガティブな所はいつか仕事でも必ず出てくると思うので気をつけた方が良いと思います。